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キング・オブ・マンハッタン 危険な賭けのGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
還暦でもなかなかカッコいいリチャード・ギア!

ロバート・ミラー(リチャード・ギア)はニューヨークの大物ヘッジファンド・マネージャー。還暦を迎え、会社を売って悠々自適に引退を考えている。会社の会計を仕切る娘のブルックスに「まだ若いのに」と言われるが、実はロバートが会社を売りたいのは、投資に失敗して多額の借金を抱えているからだと言うことは誰にも話していない。

さらにロバートは、ジュリーという愛人がいる。どうもロバートはこの若い愛人に相当入れ込んでいるらしく、自分の誕生日に孫まで集まっているのに、その夜も仕事が残っていると家族に嘘を付いて会いに行き、奥さん(スーザン・サランドン)に疑われる。

借金先には早く金を返せと言われ、会社を買い取るメイフィールドという男は買い取りを焦らしてくる。そんなプレッシャーの中、ジュリーの主催するパーティに来てくれない、とへそを曲げられ、彼女の機嫌を取ろうと郊外の別荘に行って一緒に朝まで過ごそうと誘う。

別荘までの田舎道で居眠りしたロバートは事故り、ジュリーは死んでしまう。ロバートは負傷しているにも関わらず、家まで帰り、何事もなかったように振る舞うが・・・

いや〜、もうリチャード・ギアが踏んだり蹴ったり。お金持ちの男性が好き勝手に行動し、お金持ちだからって罪を逃れるのは腹立たしいですが、さすがそこはリチャード・ギア、ちょっと同情させられる。

演技やっぱり上手いなあと思うし。

ロバートを疑う刑事役がティム・ロスなんだけど、この人もタランティーノ・マジックだなあ、この役はあまりハマってなかった。

私は金融関係ほんとーに弱い。ロバートのお金のトラブルがイマイチ把握できなかった。あとでウィキを読んでなるほどって思ったくらい。

リチャード・ギアの名演技、お話もなかなか「これどうなる?」って思わせてくれるし、寝しなに観るにはいい映画です。
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