kazu1961

キャビンのkazu1961のレビュー・感想・評価

キャビン(2011年製作の映画)
3.6
▪️JPTitle :「キャビン」
ORTitle:「The Cabin in the Woods」
▪️First Release Year : 2012
▪️JP Release Date : 2013/03/09
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-270 再鑑賞
🕰Running Time : 96分
▪️Director : ドリュー・ゴダード
▪️Writer : ドリュー・ゴダード、ジョス・ウィードン
▪️MusicD : デヴィッド・ジュリアン
▪️Cast : クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン、フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 392/1001
▪️Review
🖋気楽にたのしんで観るか、深読みしてメタファーを考えるかで、その深さが全く変わってくる作品ですよね!!

🖋気楽に楽しんで観る分には特に映画ファンにとっては最高のB級ムービー。様々な過去のホラー映画の設定やキャクターがこれでもかというぐらい出てくるところは映画ファンにとって凄く楽しめます。『シャインニング』のふたごや『if』のピエロ、ゾンビや半魚人。。。ありとあらゆるキャラクターが登場します。特に日本の設定の時は“貞子”なんでしょうね。

🖋ストーリーテリングもなかなかの物で、今までのホラー映画の“定番”をひっくり返すことにスタッフ達は力点をおきました。とても巧妙なホラーで、予期せぬプロットの展開は素晴らしいです。
観る人にに「またか」と思わせる設定をあえて提供した上で、それをことごとく壊して、そのジャンルさえも二転三転させ、予想していないラストに持っていくのは見事。

🖋一番頭を使うのはその含まれたメタファー。生き残る2人は決して処女ではない?でしょうし、愚人?でもない。。。そしてマジックミラーや監視員に見られていたりすること自体が彼らはフィクションを演じているとみなされます。彼ら自身がラストの展開を受け入れている。そんな事からこのラストに登場するものを色んな捉え方をしている議論が活発になされていますね。

🖋本作、『クローバーフィールド/HAKAISHA』の脚本を担当したドリュー・ゴダードが本作で監督デビューした作品です。クリステン・コノリーやクリス・ヘムズワース、リチャード・ジェンキンスなど当時の勢いのある若者達が出演しています。(今だとクリス・ヘムズワースのこの扱いはないでしょうね)

🖋物語は。。。
森の別荘へとやって来たデイナ(クリステン・コノリー)やカート(クリス・ヘムズワース)ら大学生の男女5人。彼らが身の毛もよだつような内容のつづられた古いノートを地下室で発見し、呪文を唱えてしまったことから、何者かが目を覚ましてしまいます。一方、彼らの知らないところではその一部始終が監視され、コントロールされていたのでした。そして、何も知らない彼らに魔の手が忍び寄り。。。

🖋物語の後半にある圧巻のエレベーターのシーンは、本作の中でも有名なカットです。ここからの怒涛の展開で一気に物語は変わっていきますね。

▪️Overview (映画. comより)
「LOST」「クローバーフィールド HAKAISHA」の脚本で知られるドリュー・ゴダードが監督・脚本、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが共同脚本・プロデュースを務めたスリラー。二転三転する展開が話題を呼び、全米でスマッシュヒットを記録した。女子大生のデイナは友人のジュールスに誘われ、仲間と5人で山奥にある別荘にやってくる。しかし、デイナたちの行動は謎の組織によりすべて監視されており、5人は事態のすべてをコントロールする組織が描いたシナリオどおりに動かされていた。そうとは知らないデイナらはさまざまな恐怖に襲われ、ひとりまたひとりと命を落としていくが……。
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