shone

風立ちぬのshoneのネタバレレビュー・内容・結末

風立ちぬ(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

美しいものを作るため生きた堀越二郎。
連れ添うものが犠牲になる残酷な一面を彼の人生に見て、そこに自らを投影する宮崎駿の姿が見え隠れする。
耽美的に描かれているのは、自身の生き方への皮肉か、後ろめたさに対するせめてもの抵抗かもしれない。
あれだけの鉄人が、遠回しにそれを表現していることに、逆にただならぬ後悔を見てしまったようで、
その背中を思い浮かべると涙が堪えられなかった。
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