しらすごはん

舟を編むのしらすごはんのレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
4.0

辞書編纂の仕事を知って、心動かされました。

新しい世界を教えていただきました。

辞書は、文字通り20数万語に言葉の海に浮かぶ舟なんですね。

今作を観て以降、街の看板や飲食店のメニュー、見知らぬ人の会話から、おもしろい言葉がないかどうかとても意識するようになりましたよ。

この間、「エアプ」っていう言葉を使っている若い人がいたんですけれど、一般的なのかな。

「エアプレイ→やってもいないことをやったふりをすること=知ったかぶり」ですって。

これが多くの人の間で使われ、時代を越えて定着すると、辞書に載るっていうこと?

「ささる」とか、フィルマークスのレビューで、良く使ってしまっているかも。

逆に廃れてしまう言葉もあるといいます。

例えば、
「赤外線通信」て、辞典に載らなくなったんですって。

スマホの時代使われなくなったから。


松田龍平、宮崎あおいが今作でも素敵でしたね。

原作も素晴らしいのでのでしょうけれど、役者陣の演技が、辞書作りの世界を具象化していて、ささりました。
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