「スゴい映画観ちゃった」というのが最初の感想。観終わってすぐに、もう一度最初から観たい！との衝動に駆られ、結果5回も観ちゃうくらいのハマリっぷり。映像的にも、映画の中身自体にも、素晴らしい体験ができる、唯一無二といえる映画。
同時進行で描かれた６つの物語が同時にそれぞれのクライマックスへとなだれ込んでいく。明確な意図をもって、綴れ織りこまれていく。J.S.バッハの音楽が構造的緻密性を有するように、映画を通して、人の「素晴らしさ」と「愚かさ」を縦糸と横糸で紡いで緻密に構築していく。自身のある決断が、時空を超え、さらには地球をも飛び出して誰かの人生を変えていく。こんな不思議な映画は他にはない。間違いなくベストの映画！
