「スーパーマン リターンズ」を改めて見返したときには、確かに失敗だなと思った。
飛行機を救出するぐらいしか見所がなかったし、何よりもスーパーマンとロイス・レインの間に子供が出来てしまってはスーパーマンと呼べなくなってしまう。
そこで新たにリブートを託されたのはザック・スナイダーとクリストファー・ノーラン。
特にノーランが絡んでいるということは、ダークなスーパーマンになるとすぐに予想できる。
その展開通りに進み、もはや初代のようなポップなテイストは完全に消えた。
スーパーマンのスーツもブルーからグレーに変更され、地球とクリプトンという惑星間の違いを明確に打ち出してきたストーリー展開。
破壊の限りを尽くすスーパーマンとゾッド将軍の戦いには、スーパーマンが一番悪なんじゃないかと思ったが(笑)
ラストにようやくクラーク・ケントが誕生するというまさに前日譚の出来上がり。
とはいえ結局ヘンリー・カヴィルは降板したので、これも単独作品となってしまう。