浅野公喜

猟奇!惨殺魔/ザ・ミューティレーターの浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.6
子供の頃に誤って銃で母を殺してしまった少年。数年後その彼が大学生になると疎遠だった父親から別荘の掃除を頼まれて・・という80sスラッシャー。昨年には今作の一部出演者も起用して約40年振りの続編が作られました(!)。

楽天的な曲が流れる中皆でオープンカーで別荘へ赴いたりいちゃつく序盤は「フルハウス」というか向こうの青春ドラマ風で、ホラー的雰囲気全く無し。殺しが始まるまでは少し時間がかかりますし犯人の正体は明らかになっておりなんで今更?という疑問が拭えないのですが殺し方は様々で特殊メイクも頑張ってる方。

例えば船外機で腹を裂き血が派手に飛び散り、木片で顔を突き首を切断、銛(もり)で首を突き刺し、極め付けはフックで女性の下半身を突き刺す所で大腸の辺りからフックの先端が飛び出る様はなかなか凄惨。死体を納屋にジャケットの如く一人一人吊るしてコレクションしていくのも印象的ですし車に潰され上半身と下半身が分かれるコメディタッチなシーンも有ります(殺人とは関係なく唐突に若者の一人が早回しになる所も)。

多くの人に勧める類の作品ではないですが三度の飯よりスラッシャーが好き、という方なら是非。
浅野公喜

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