フライド・グリーン・トマトのゆいこのレビュー・感想・評価

伝聞形式の物語って、聞き手の反応が大袈裟に感じられる事が度々あって、ちょっと苦手。
そういう意味で、本作も始まるや否やあんまり期待せずに観ようと思ったけれど、いつのまにか思い出話にすっかり惹き込まれてしまった。
祈ることを通じて運命という言葉で片付けてしまう事の出来なかったイジーの熱さ逞しさ。
大切な人が次々と居なくなってしまった彼女が、歳を重ねるごとに培ってきた強さや優しさに、自分の人生を見つめ直したくなった。