ウェールズの炭鉱の繁栄と衰退を背景に描かれる家族の物語。ところどころに大合唱が挿入されるミュージカルのような作品。
個人的にミュージカル作品は苦手なのに、本作品は本当に感動できる素晴らしい作品として記憶に残っていた。
このたび、再鑑賞。
久々に観たが、改めて良かったと思えた。
大家族の歓喜と苦労
過酷な労働に値する対価
やがて訪れる賃金低下
ストライキによる労働者の不安
凍傷による長いベッド生活
歩けない恐怖
勇気付ける牧師
思想と宗教
聖職者への恋心と、結婚の現実
学校でのケンカ
護身のボクシング技能
学校の先生からの体罰
憶測から生まれる噂話
白い目で見られる小さな世界
炭鉱の事故
失う命と、産まれる命
喜怒哀楽が、てんこもり
ユアン・マクレガーの「ブラス!」も本作品の影響を受けたのではないかと推測させられる作品だ。