文玧は今年もライブ中

13回の新月のある年にの文玧は今年もライブ中のネタバレレビュー・内容・結末

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

今日は新月らしいので。
U-NEXTが独占配信してるってくらいのファスビンダー作品。
自伝的といわれてる内容と長さが気になりつつ
多分初めて観る。
ユーモアが合わない。
色味がとても綺麗で美的センスがあって正確な構図の映像だから
ショッキングなシーンがキツい。
屠畜場のシーンは
別に考えてしまう。
あの場があって食生活が成り立ってはいるけど
延々と見せられる長回しのモノローグ…
吊りのシーンも思いどどまらせると思ったら。

エルヴィラの設定
トランスジェンダーというのもどうなのだろう。
セクシャリティって細かいから
本人が思ってる感じてる自認が真実と私は思っているけど
合わせるために性転換したんじゃないかと。
70年代後半のフランクフルトを見て感じることが出来た。
着せてるもののセンスがいい。
エルヴィラの服とかコーディネートがエレガントだし
着たっきりのツォラのブルーのファーとジーンズは今でも全然着れるなと思った。でも靴履いたままベッドに寝られる神経。
母親がひどい。身勝手でエルヴィラ可哀想だった。
もうあらすじに結末は載っちゃってしまっているので
どうなるかと(映像的にキツいか)思っていたけど
あっけなく淡々としたもの。
どんどん落ち着いていった。
最初取り乱して車に振り落とされてたのなんか
可哀想だったな。
手は差し伸べられていたのに
悲しいストーリー。