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天才マックスの世界のkazu1961のレビュー・感想・評価

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-066 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-522

🖋ウェス・アンダーソンの長編第二作目の作品ですけど、もうやはりウェス・アンダーソンの世界観になっていますよね。キャラクター一人一人の心情風景と音楽をマッチさせた演出などはなるほどです。本作も劇場未公開、ほんと隠れた良作はいくらでもありますね。

🖋オフビートな世界観がアンダーソンの真骨頂。本作の物語は型破りの高校生マックス(ジェイソン・シュワルツマン)が、その大人友人の会社社長ブルーノ(ビル・マーレー)と共に1人の女教師のローズマリー(オリビア・ウィリアムズ)に恋してしまうことから始まる奇妙な三角関係を描いた作品です。随所にその個々人の切なさと寂しさを演出しながらもドロドロな三角関係をそのオフビートな世界観で描いているのが、シュールで面白い作品です。

🖋その3人のキャラクターのバラバラさがまた不協和音を生み出して独特の世界観を助長しています。個人的には大好きなビル・マーレイが彼らしいキャラクターをうまく演じてその存在感を示しています。また、主人公マックスを演じるジェイソン・シュワルツマン、F・F・コッポラの甥っ子にしてタリア・シャイアの息子なんですね!風貌はタリア・シャイアにソックリですよね!!

😃Story:(参考: Amazon)
中高一貫の名門私立校に通う奨学生のマックス(ジェイソン・シュワルツマン)は、19ものクラブを切り盛りする一風変わった少年。小学部の教師であるローズマリー(オリビア・ウィリアムズ)に一目ぼれしたマックスは、同級生の父親で親友の鋼鉄会社社長のブルーム(ビル・マーレイ)の手を借りて彼女のために校内に水族館を建設しようとする。が、ブルームもローズマリーを好きになってしまい…。

🔸Database🔸
・邦題 :『天才マックスの世界』
・原題 :『Rushmore』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1998
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 96分
・受賞 : ※※※
・監督 : ウェス・アンダーソン
・脚本 : ウェス・アンダーソン、オーウェン・ウィルソン
・原作 : ※※※
・撮影 : ロバート・D・イェーマン
・音楽 : マーク・マザーズボー、ピート・タウンゼント
・出演 : ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
課外活動に熱中するあまり落第を繰り返す風変わりな天才少年の日常を描いた、ウェス・アンダーソン監督の長編第2作。名門校ラッシュモアに通う15歳のマックスは、勉強そっちのけで19ものクラブを掛け持ちしているため落第ばかりしていた。ある日、女性教師ローズマリーに恋をしたマックスは猛烈なアタックを開始。鉄鋼会社の社長ハーマンの力を借りてローズマリーのために水族館をつくろうとするが、ハーマンもローズマリーに恋をしてしまい……。
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