卵かけご飯

サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋の卵かけご飯のレビュー・感想・評価

3.8
台湾のベストセラー絵本をベースにしてるそうで、それを知らない日本人がみると突拍子もないところが多々あるのだけど、悩みを抱えた二組のカップルが並行して(交差するほどうまい脚本ではない。)一歩を踏み出す様子が不思議といい感じに素敵に描かれる作品なのでおすすめ!
特典映像のキャストと監督の話を聞いてさらに良さがプラスされたので、語ります。

これから見る方へ
ファーストシーンの杖を借りる男、手紙を交換する男、地下鉄の65番目を教える(お爺さんに化ていた)男、飴をプレゼントする男は同一人物で天使です。
手紙を交換するくだりが本当はいい方に働くんだけど、初見だとそれが悪い方に行くように見えて私はミスリードされて見てしまった。

特典で見れたカットされたシーンがあればもう少しわかりやすそうだったなとか、そのあたりがこの監督の編集下手なとこかなぁとか思ったりして。(トニーレオンとこれより前に作ったファイティンラブっていう映画がひどいストーリー展開だった。)
とはいいつつ、この作品は絵本がベースにあることで良い方向に導いてくれたようです。

何が一番良かったかというと盲目の女性の暮らしや恋愛感情の描き方がとても良くって、ミリアムヨンのほどよく身綺麗で、落ち着いた存在感の演じ方が功を奏したと思われます。
自立した女性でハンディキャップを大袈裟にしていないけど、見えないことも個性だから恋人と関係がこじれるのも頷けるし。
ギターをたしなむ優しい父親とボヘミアンなインテリアの部屋で暮らす様子も素敵でした。

長いまとまらない長い
もう言い逃げしよ。

トニー・レオンが大好きだけど、
チャン・チェンも出てくると釘付けになります笑
(垂れ目とつり目で大違いなのに)

(TSUTAYAディスカスでトニーレオン大量レンタル祭り)
卵かけご飯

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