卵かけご飯さんの映画レビュー・感想・評価

卵かけご飯

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同級生マイナス(2020年製作の映画)

3.0

隙間時間にサラッと見た。

リウグアンティンの演じる葬儀の時に使う紙細工職人という台湾特有の仕事が映画の中でも彩りとなっていて興味深かった。

劇中は標準語よりもほとんど台湾語?で話してたと思う。
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独身の行方(2011年製作の映画)

3.5

これはエレクション2見た後の胃痛を癒したくて、そのまま直後に見ました。

同じジョニートー監督作品ということで期待通りの振り幅。
最後までひっぱってどっちに行くのかわからないストーリーの面白さ。

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エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

3.9

ズッシリ…
終盤のたたみかけが異常に面白かった。

ジミーが当選していつまでも報われないジェットとの明暗が世知辛いわぁと思ったところからの本当のおぞましさ…修羅…

集中と緊張を強いられるので見応えと
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エレクション 黒社会(2005年製作の映画)

3.7

おおおお。面白かった。

途中からかなり人物が交差していくので、誰がどのボスの手下なのかなど、整理しながら見はじめるのをおすすめします。

私は途中戻って、見直しました。

後半続編作品もすでに念頭に
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恋人たち(2015年製作の映画)

-

とんでもない演技合戦でした。

途中篠原篤、ほんとに大丈夫か?と心配になるほどでした。役落とし大変だったのではなかろうか…

みじめで哀れすぎるこの登場人物たちはこのどん底からどこに向かうのかと観てい
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.0

シビレタ!!

物語の要素が多すぎるはずなのだけど?
次々に良きショットで上書きしていくもんだから、あれよあれよと夢中にさせられて見終えた。
ジュリエット・ビノシュとドニ・ラヴァンの身体表現がまた素晴
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

実はあまりよく知らないシティハンター
見てみた。てっきりもっこりの定義はシティハンターからスタートかと思っていたのだが、いま巷に溢れている定義は誤認なのでは?
なんの話ですか。

これのあとオリジナル
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長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

4.0

渋い。汗ばんでる半裸のおじさん連中か、たて壊し途中の廃墟と瓦礫の山しか出てこないのだが、絵面がめちゃくちゃ決まってる。
そして三渓の河の絶景風景(曇天で澱んでいるのがまた趣あり)

涙を誘わないストー
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青の稲妻(2002年製作の映画)

4.0

「俺らどうにもならんし」
がこんなにも映画っぽく映し出されると私はもうただ良かったとしか言えません。

この映画の原題、英題、邦題、それぞれ味わい深い。

復讐の歌が聞える(1968年製作の映画)

3.0

原田芳雄のデビュー作ということで。
クレジットに「新人」って出るかと思ったら「第一回出演」でした。
そういうのもあるんだなぁと。

思ったよりスタイリッシュ盛り込んだ作品でデビューしたんですね。日本の
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黄金のウナギ(1979年製作の映画)

-

大昔、(確かNHKか教育テレビで)放送したのを見た。
子供なりにも胸が締め付けられ、見応えを感じたのを覚えている。

少林寺三十六房(1977年製作の映画)

3.5

各種サブスクで観れるのでどこで見るか迷って字幕が控えめなネトフリで見ました。
プライムの字幕大きくて邪魔でした。

目力がすごい主演の方。
カンフースターってみなさんほんとに筋肉と肌がツヤっとしていて
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

-

良かったあ〜

大人の恋慕〜

劇中曲がどれもこれも最高にグッときます。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.9

てんこ盛り!拍手!

この2年後に町田康原作+石井岳龍監督+宮藤官九郎脚本の「パンク侍切られて候」があって今作となんだか少し似てるテイストもあるのだが。

パンク侍は収拾がつかない作品だったが、こちら
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霊幻道士(1985年製作の映画)

3.5

面白かった。
キョンシーは清時代の服装なのか。

この手の作品はお約束をきちんと踏んでくれるので大抵の作品が楽しめます。
道士のアクション、中華な庭園と家屋、廟、
見てるだけで楽しい。

あとユン・ワ
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スウォーズマン/剣士列伝(1990年製作の映画)

3.0

ジェットリーのガチ少林寺アクションを見た直後にこちらを見出したせいか、初めはワイヤーアクションとか、切り替え多めの演出にいまいち乗れなかったのだけど、途中から日月神教の女教祖🐍が出てきたりして、いろん>>続きを読む

少林寺(1982年製作の映画)

3.9

1982年の映像センス最高です。大好きです。リマスターされてるから余計なノイズはないし。

ジェットリーが桃の花越しにカンフーする絵面なんてコテコテでわざとらしくて面白いのですが、そんな古くささが香ば
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

-

一作目も見てないのに、家族に付き合って二作目から見る羽目に。

ユアンマクレガーもずいぶん角が取れてコッテリした芝居するようになったのね。
ってキャストクレジット見たら別人だった大笑い。
(ケネスブラ
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七人樂隊(2021年製作の映画)

4.5

全話とても面白かったです。
真係過癮、我鍾意呢啲戲


それぞれの監督の特色がストレートに出ていました。(先にこれらの監督の作品を見ていたのも面白さアップになった)


第一話、サモハン監督
カンフー
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー(1993年製作の映画)

4.0

はー面白かった。面白かった。

ドニーさんと最初は敵として出会う鉄猿(レオン・カーフェイみたいなお顔の方)の二人が仲間となって悪徳官僚を倒していく分かりやすい展開、息子の成長も織り交ぜたストーリーも面
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黒の教育 ディレクターズカット(2022年製作の映画)

3.5

色々な人物が登場するたびにさらに最悪な展開(悪い状況がさらに悪い状況を呼ぶ)に転落していく様がスリリングで大変面白かった。

緊迫感のあるクライマックスからの落とし所は答えをビシッと提示して欲しかった
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ミス・シャンプー(2023年製作の映画)

4.0

面白かった!面白かった!
台湾作品特有の風通しのいい、らしさが随所に感じられて本当に気持ちのいい作品。

ギデンス・コー監督の男子中学生ノリと、ドタバタを盛り込みすぎて作中で春節映画と言い訳しておいて
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

-

公開初日観てきました。
野木亜希子×山下敦弘監督による、オフビートで毛色の変わった青春映画爆誕って感じの仕上がりでした。

あの漫画を野木先生×山下監督で手がけるといったいどんな含みが加えられてワール
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.8

なんのことやらわからないのだがとても面白かった。ウェスアンダーソン監督から面白いひとときが提供された感。満足感。

あと、ネズミ駆除の男がネズミそのものに見えてきて名優だなぁって思うってのもおかしな感
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.7

新年一本目。

中国なのに英語で語られることに慣れるまで時間がかかったのと、西洋人(というよりエロシリアス好きなこの監督)からの視点という印象にもう一つ入り込めず個人的には星4には届かず。衣装や建造物
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.5

見て良かった。

ハイセンスすぎて、もはや描き割みたいな舞台装置の中なのに
恋人への未練で取り乱していく女性はあるあるなセリフの応酬で生々しかったりして。

嘘の世界の中で真実味を見出すバランスが面白
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

4.0

滋味深い…
これは燻し銀のファンタジーとでも言えばいいのか、斬新すぎるけど、滋味深い。
今まで見たことのない感覚で没入しながら見た。

この監督、26歳でこのセンス体得してるのはいったいどんな経験積め
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花腐し(2023年製作の映画)

3.8

ピンク映画のレクイエムということで。

昔のしみったれて、カビ臭くて、垢抜けない一部のそういった映画の味わいはたしかにしていた。

とはいえ現代の人にもお届けするのには多少の臭み消しも演出したいところ
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台湾人生(2008年製作の映画)

3.8

見て非常に良かった。

日本統治時代に日本人としての精神を教育され、日本のために出兵した世代の人々がいたということ。
敗戦後、国民党統治にかわり日本から見捨てられ拠り所を奪われたということ。
それでも
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シャドウプレイ(2018年製作の映画)

3.9

まず30歳で十代の少女を魅力的に演じたマースーチュンがすごい!すごかった!
というか女性陣が総じてすごくよくて、ソンジアも。

そしてエディソンチャンのセリフがなかなか染み渡りましたねぇ。

大気を映
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台北アフタースクール/成功補習班(2023年製作の映画)

4.0

しっかりと面白かったです。
青春と成長、泣き笑いの良作。

レスリーチャンの廣東語モニカ
チェン・ボーリンの日本語も飛び出しました。

台湾の役者さん、いいよなぁ。
先生役のコウイェンシー

悲愁物語(1977年製作の映画)

3.0

これはやりすぎ笑笑

芳雄ちゃん🚃が出てるから借りてみたのだけど、鈴木清順監督の癖も随所に現れていたんだが…原作者とのマッチングなのかとんでも展開に気が遠のきそうになり、ラストシーンで謎に成仏できた。
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人肉燈籠(1993年製作の映画)

3.5

かつてここまでフィルマークスのレビューの恩恵にあずかったことはないであろう。

と語り出してみたのだか。

皆様のレビューを横目で見て、どうやらタイトル、ジャケデザインとは様子が違そうな作品だし、レオ
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黒い眼のオペラ(2006年製作の映画)

4.5

これは説明できないけど好きなやつだった…🥹たまらないやつだった。4.5つけちゃう。

リーカンション演じるとある男の時系列が交差してるのかとミスリードされながら見ていたけど、植物状態の病人と、行き倒れ
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