映画オタク

フルークの映画オタクのレビュー・感想・評価

フルーク(1995年製作の映画)
3.6
拾い物の未公開作としてビデオ化された際にちょっと話題になった、動物ものファンタジーの変わり種。

子犬のフルークは母犬と生き別れとなり、野犬狩りで裏町の路頭に迷ってしまったが、助けてくれたホームレスのおばあさんに可愛がられ、幸福な幼年時代を送る。が、おばあさんもやがて老衰で亡くなり、ひとりぼっちに。再び野犬狩りに遭いさ迷うが、庭に逃げ込んだ家で紆余曲折の後、飼われることになる。実はそこは彼が人間であったときの妻と子供達の家で、そこで彼は次第に、かつては人間(その時の姿がモディーン)で、有能な開発技術者であり企業家だったが自動車事故で死んだ--という前世の記憶を取り戻していく。妻はいまだに亡き夫を忍び、言い寄る彼の経営パートナー(ストルツ)を頑なに拒んでいるが、それでも次第に心を開きつつあった。フルークは自分を死に追いやった当の本人がパートナーであると信じ、嫉妬も手伝って、二人の仲を裂こうとさまざまの妨害策を試みるが......。


悲しい話と聞いていましたが、そんなに観てて暗い感じではなく、素敵な話で感動しました。やっぱり動物物はいいね。音楽も手伝って、儚く切ないストーリーだが、
最後にフルークを助けてくれた犬がリスになり生まれ変わってまた会いに来てくれるシーンでほっと胸なでおろされた。

これだからやっぱり、90年代アメリカ映画はいいんだよなぁ、はぁ良かった。
映画オタク

映画オタク