Nove

カンウォンドの恋のNoveのレビュー・感想・評価

カンウォンドの恋(1998年製作の映画)
3.8
ホン・サンスの初期の作品であり、二部構成の原点でもある。基本要素はこの作品で確立された。
現公開では『カンウォンドのチカラ』と原題にあわせている。
山と海が隣接する江原道には、男女を惑わす力があるのか。
男女の視点を替え、同じ場所でも、別の角度から映すことによって違う世界が描かれる。
すれ違いと僅かな接点、別の男女、お酒を呑んで酔っての会話、どれも男女が対称的に向き合い、離れたところから、ある時点で一気に寄っていくカメラワーク。
またこの時点では、数の違いを変化の象徴として現している。
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