オーウェン

影なき狙撃者のオーウェンのレビュー・感想・評価

影なき狙撃者(1962年製作の映画)
3.8
帰還兵が洗脳という形で牙を剥く。
しかもそれが親の手によるものであり、最後には大統領暗殺という目的にまでたどり着く。

絵空事に見えないのは、公開された翌年ケネディ大統領が暗殺されたことで奇しくも証明されてしまった。
そして洗脳という部分も人格を変えれば、操ることは容易いとなってしまう。

全編モノクロなのも不気味さを際立たせており、マザコンという設定は洗脳という行為に拍車をかけている。

ラストはこれしかないという形だが、蹴りをつけるという意味では潔いほどの終わり方だった。
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