昼行灯

素直な悪女の昼行灯のレビュー・感想・評価

素直な悪女(1956年製作の映画)
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つまらなくてすごい

トランティニャンに往復ビンタされてバルドーが微笑んでたのは、本気で接してくれてありがとうっていう意味なんだと思う。自分の性的魅力に嫌気が差してるけど、それでも自分の性欲に屈して誘ってしまうみたいな葛藤がもっと描かれてたらよかった。悪女と言うよりも美しくて下品な女って感じ。でも下品だからといって愛が不要というわけではないのよね。男の性欲の言い訳として、バルドーがセクシーな悪女ということにされてる

あとクライマックスの踊り狂うバルドー、それを囲む男たちの交互に挟まれるショットの間隔が、音楽がヒートアップするにつれて短くなってったのは見がいがあった
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