牧史郎

71フラグメンツの牧史郎のレビュー・感想・評価

71フラグメンツ(1994年製作の映画)
4.0
こんなに面白いとは…

日常の断面を積み重ねていき、最後、ニュースの一部に組み込まれて、全ては消費される情報の一部になってしまう…

『エレファント』であり『ラルジャン』であるんだけど、ハネケでしかない。。。

インタビューのハネケがめちゃ饒舌で、世の中をより良くしたいと希求することが芸術であり映画である!みたいなこと言ってるのが妙に感動する。笑

世界には全体はなくて断片しかない。
神のない世界でも人は美を求める。美は映像として映した瞬間に凡庸になる(暴力も)。仄めかして観客に喚起させることによって美になる。
……みたいな名言連発おじいさん、、、
移民の子が漫画を盗むシーンに希望の萌芽を見て取れるかのうような発言はトリュフォーを思い出して震える。。。

全部、そうだよなぁ…すぎる、、、、書き起こしたい…
牧史郎

牧史郎