Jimmy

火刑台上のジャンヌ・ダルクのJimmyのレビュー・感想・評価

1.5
イングリッド・バーグマンは若い頃からジャンヌ・ダルクに想いをはせており、イタリアに渡る前にも一度映画に出演しているが、これはイタリアに渡った後、監督ロッセリーニで作られた映画。

しかし、全体的にチャチでチープな感は否めない映画となってしまって、残念である。

冒頭の歌による状況説明セリフのようなところから「何これ?」感を抱き、ジャンヌという名の処女が居た…という歌とともに、天空にジャンヌ・ダルク(イングリッド・バーグマン)が上って行く。
最初、これは、ジャンヌの死後、天空からジャンヌが下界を見下ろしている映画かと思ったが、ラストの火刑シーンを見ると、どうやら、火刑台の上でジャンヌ・ダルクが想像したことを描いたようだ。

イングリッド・バーグマンも一部歌ったりするが、どうもオペラみたいな歌セリフがよろしくない気がする。

また、ベルギーの会社が開発した多層発色式写真フィルムの「ゲヴァカラー」という色彩映画なのだが、これまたチープな感じ。
カラー映画なのにバーグマンも綺麗に映っておらず、残念な映画だった。
Jimmy

Jimmy