マコーレ・カルキンは本当にバレエを習っていたのだろうか。ほんの少しは習ったのだろうが、彼の動きはあまりにつたなく、かなり疑問。
単純にマコーレ・カルキンの名前で集客したかったのだろう。
しかしそれ以外は素晴らしい。日本人にとってニューヨークシティバレエはあまりなじみがないのだが、その実力は見れば歴然です。
チャイコフスキーの音楽が雪の結晶のように美しく、トゥシューズで踊る妖精たちが冬のファンタジーを彩っています。
はい、特に日本人の堀内元に注目。お茶の妖精役で絵に描いたようなチャイニーズ感があるのですが、彼はね、日本人で初めてニューヨークシティバレエでプリンシパルという最高位になった人ですよ。そのわりに、踊り方がキチンとしていてあっさりと軽いから、すごさがわからない。あの速さであんなに正確には踊れません。
おおむねニューヨークシティバレエのダンサーは動きが音楽的で速い。バランシンのスタイルです。
マコーレ・カルキンはきっかけとして、このバレエを観た人は何か感じるはず。
カルキン君はやはりホームアローンがベストかと思う。