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インベージョン・オブ・ザ・ビー・ガールズ〜蜂女〜のSembのレビュー・感想・評価

2.6
60年代から量産されたセクスプロイテーション映画の残党。ハードポルノではなく、割とソフトな内容で、「タイムアフタータイム」「デイアフター」の脚本で有名なニコラス・メイヤーがなんとかSFの色を残そうとして腐心されている様子が伝わるドB級なエロ映画です。

さてこの物語はペッカムという小さな街で発生した連続不審死事件。犠牲者は全員男でどうやら性行為の直後に死んでいる模様。政府から派遣されてきた主人公ニール・アガーはこの事件と向き合う中で蜂と融合した恐ろしい女たちの欲望と向き合うことになる。

今作の名言「逝く時とイク時が一緒なんだぜ」のように、蜂女は男を絶頂させた瞬間に殺すようです。目的はおそらく種の繁栄を目指しているのでしょうか。作中で異なる種の配合はより強力な種を産む、のような内容の記述がありましたね。

また、蜂女になると眼が複眼になり、女はそれを隠すために集団でサングラスをかけているのですが(葬式のシーンとか露骨に怪しい)、これがまた気持ち悪い!(この流れはのちの「ザ・フライ」とかにつながっているような気がします)。

しかし女と抱き合ったら死んでるし画質は悪くておっぱいはよくみえないし、蜂女生成するのに女に蜜塗って蜂柱にするしで、なかなかカルトな映画です。

何気にエンディングテーマは「2001年宇宙の旅('68年)」で有名になった「ツァラトゥストラはかく語りき」ですね。

いろんなツッコミどころもあるし、うーんB級!
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