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真夜中の同乗者のcyberiancorgiのレビュー・感想・評価

真夜中の同乗者(2006年製作の映画)
2.0
乗り合わせたのは死とゆう運命そのものだったかも知れない。だから何でとか誰がとかは必要ない。それで良い。
映画においてヒッチャーとは往々にして何かのメタファーとして機能する。ルトガーさんからそう学んだ。
主人公にとっての車とゆう恐怖対象しかり、密室しかり、殺人鬼しかり、死体しかり、死を想起させるものと隣り合わせであり続ける状況。
死を目前にしてのこう着状態で、不安と恐怖の蓄積が限界を越える時、人としての限界も越える。成長を余儀なくされる。
彼女にとってもう車は怖いものじゃない。
もう自分で車のドアも閉められる。
またしてもヒッチャーは通過儀礼の象徴として描かれた。
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