「ザ・ビジター」
本作は豪華俳優陣と名監督が共演する伝説のカルト映画として1部のコアなファンに支持されていた作品で、この度BD化され私も購入してようやく初鑑賞したがすごい映画だった。監督はマイケル・J・パラダイスと言う人物で、グレン・フォード、ランス・ヘリクセン、ジョン・ヒューストン、サム・ペキンパー、フランコ・ネロなどあらゆる有名人が出演している1978年製作イタリアの109分の映画である。長らくVHSしかなかったらしく、今回は英語字幕と日本語吹き替えが収録されているBDの中にある特典映像のヘンリクセンのインタビューと撮影監督と脚本家のインタビューも鑑賞した。太古より続く2種族間の争いを、神と悪魔の関係になぞらえて描いた異色のSFホラーで、のむコレ2020で東京新宿シネマートで上映されていたようだ。
物語は、遥か昔。宇宙に破壊と荒廃をもたらす存在ザティーンがあった。長い戦いの末にザティーンは討伐されるのだが、地球に無数の悪魔の種を残していた。長い時が経ち、ザティーンは邪悪な因子を持つ1人の少女ケイティを見つけるのだった。ケイティはまだ自分の力に完全に覚醒せず片鱗を見せる程度であったが、そこにザティーンの邪悪なる力の復活をもくろむ謎の組織が近づいていた…と手っ取り早く説明するとこんな感じで、太古より続く善と悪の物語である。
