男はくらいよ監督さそり

ハッスルの男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

ハッスル(1975年製作の映画)
3.3
ロバートアルドリッチ監督バートレイノルズ主演だから爽快なポリスアクションを期待するが、全く違う!どちらかというとロンググッドバイみたいなミステリーというかラブストーリーというか異色作。やたらとカサブランカ、白鯨、スパイ大作戦と過去の名作のオマージュが出てくる。ポールトーマスアンダーソンのインフィアレントヴァイスなんか凄く影響されてると思う。何というか被害者が加害者になるアメリカの闇の部分を描いてて結末も暗すぎる。そしてカトリーヌドヌーブが高級娼婦役で完全にぶち壊してる!存在感がデカすぎる。アルドリッチでさえも扱えなかった感じが画面から出てる。レイノルズとドヌーブが『男と女』観に行ってて「ダバダバダ」ってBGMまで流れるのに爆笑。エディアルバート、ベンジョンソン、アーネストボーグナイン、ポールウィンフィールドとアルドリッチ組の強面ばかり。強盗役がフレディ!そして死体で発見されるポルノ女優の娘がシャロンケリー!なんか凄いキャスト。