🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-048 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋邦題の『札束無情』、ラストシーンを象徴しているんですね、壮絶！！本作はフライシャー監督の初期のフィルムノワール代表作です。ロスのリグレー野球場近くで現金輸送車を襲撃した強盗団一味のボス、バーヴィスが通報を受け乗り込んできた警官1人を撃ち殺したことから、状況はにわかに緊迫していきます。襲撃そのものを描くより、犯罪者たちが警察の捜査によって次第に追い詰められていく緊迫感と、犯罪の背後にある犯人たちの動きと仲間内で起こる不信や疑念、それに肉薄する警察の捜査が独特の小気味良いリズムとアクションで綴られていきます。

🖋キャスティングでは、悪役も多いチャールズ・マックグローが渋い刑事役を演じているのが印象的。悪役のボスを演じるウィリアム・タルマンの演技も素晴らしいです。

😃Story:（参考: Amazon）
ロサンゼルスで現金輸送車を襲撃した強盗団一味のボス・バービスは、たまたま通り掛かった警官を殺害する。捜査が進むにつれ、バービスたちは次第に追い詰められていく。

🔸Database🔸
・邦題 :『札束無情』
・原題 :『ARMORED CAR ROBBERY
』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1950
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 68分
・受賞 : ※※※
・監督 : リチャード・フライシャー
・脚本 : ジェラルド・ドレイソン・アダムズ、アール・フェルトン
・原作 : ※※※
・撮影 : ガイ・ロー
・音楽 :
・出演 : チャールズ・マックグロー、ドン・マクガイア、アデル・ジャーゲンス、ウィリアム・タルマン、ダグラス・フォーリー

🔸Overview （参考:Wikipedia）🔸
札束無情は、チャールズマッグロー、アデルジャーゲンス、ウィリアムタルマンが主演する1950年のアメリカのフィルムノワールです。 リチャード・フライシャー監督の 『札束無情』は、犯罪に基づく映画のサブジャンルである強盗映画です。それはスポーツスタジアムに停車するときの装甲車からのよく計画された現金の強盗の物語です。

好きだわあ😆。

燻し銀の名脇役たちで固められ、
真ん中には「その女を殺せ」のチャールズマックグロウ。
「ヒッチハイカー」のウィリアムタルマンの悪人面がまた良い。
アデルジャーゲンスの良い意味での安っぽい良い女っぷりも🥰。

短時間でまとめ上げているが、それ以上にあっという間だった。
邦題いいねえ。確かに無情だわ、札束💸。

男臭く、仲間のため邁進する。
いや、刑事の誇りか？
あ〜マックグロウ、カッコ良い。
惚れるねえ🥴。

クライマックスも終わり方も最高😆。
楽しかった！

フライシャー監督の初期作品。
今のところ全部好み🥰。

フライシャーの映画は厳格という言葉がよく似合う。全てが計算しつくされ、無駄が何一つない。もはやブレッソン並みにソリッドだ。「その女を殺せ」並みに贅肉が究極的に削ぎ落とされた傑作フィルムノワール。物語自体は所謂クライム映画の典型例。なので脚本の面白さは「その女を殺せ」の方に軍配が上がるが、それでも68分という尺で完璧に物語を語りきってしまう様はすごいとしか言い様がない。必要最低限のカット量とセリフ量で極めて簡潔に語っていくフライシャーの手さばきに痺れる。銃を持った手元のカットから、そのまま下にカメラが動き撃たれた人物の顔を捉える、といった一連のシーンに代表される無駄のない、運動神経に満ちたカメラワークには圧倒される。また、犯罪計画を行う際にはセリフが一切用いられず、人物の視線のやり取りだけでサスペンスを演出してもいてこれまた見事。