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アウトレイジのkazu1961のレビュー・感想・評価

アウトレイジ(2010年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-608 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋結構、賛否両論の評価がある作品ですが、北野作品の中でも個人的には本シリーズは好きな作品です。それは従来の北野作品が人間の心象風景を描く作品が多いのに対して、本作は全くその部分には触れず、ただただ無情感を描いているから。このある意味キャッチコピーにもある「全員悪人」「下剋上、生き残りゲーム」ということを淡々と描いているのが他の作品には無い部分だからこそです。

🖋そしてそれが描かれるのがヤクザという限られた対象に対してのみ描かれていて、一般人が巻き込まれることもないので、R15指定の描写であっても安心して観られるのもポイントです。

🖋あとは、やはりこの時点での最高の俳優陣が出演しているところ。登場人物すべてが悪人という異色のドラマをそれぞれが巧く演じているかと思います。主演のビートたけしはいつもながらのそのまんまの演技ですが、それ以外、三浦友和、椎名桔平、加瀬亮などが切れ味のある演技を見せてくれています。個人的には本作の椎名桔平の評価が高いです。國村隼、小日向文世なども存在感ありますよね!!

😅Story:(参考:yahoo movies )
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。

🔸Database🔸
・邦題 :『アウトレイジ』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2010
・日本公開 : 2010/06/12
・上映時間 : 109分
・受賞 : ※※※
・監督 : 北野武
・脚本 : 北野武
・原作 : ※※※
・撮影 : 柳島克己
・音楽 : 鈴木慶一
・出演 : ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「その男、凶暴につき」「ソナチネ」「HANA-BI」といった暴力映画で知られる北野武監督が原点回帰し、ヤクザ同士の熾烈な権力闘争を描いた第15作。関東最大の暴力団山王会の若頭・加藤は直参の池元組組長・池元に、池元と付き合いのある村瀬組を締めるよう苦言を呈する。そこで池元は配下の大友組組長・大友に、その役目を任せるが……。大友にビートたけし、加藤に三浦友和のほか、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗ら豪華キャストが集結。
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