スパイサスペンス映画です。
2007年のイスラエル映画『The Debt』のハリウッドリメイクとのこと。
ジェシカ・チャスティンの魅力全開。
任務を遂行する工作員として、2人の男の間で揺れる心を美しく演じていました。
イスラエル諜報機関モサドの主人公(ジェシカ・チャスティン)ら、3人のチームは、ドイツで身分を隠して生活している戦犯医師の捕獲を命ぜられる。
彼は、第二次世界大戦中に強制収容所で非人道的な人体実験を繰り返していた人物。
その医師を捕らえた後、イスラエルへ送ることまでがチームの仕事だが、冷戦下のドイツで任務をはたすことは容易ではない。
一瞬の隙をつかれて、戦犯医師を逃してしまう。
3人は口裏を合わせて、彼を射殺したことにする。
チームは、英雄として本国イスラエルに迎えられた。
ところが、30年後に国内である疑いが持ち上がる。
戦犯医師は生きているのではないか。
30年後の主人公(ヘレン・ミレン)は、チームのリーダーの男と結婚していたが、もう1人のチームメンバーのデヴィッドを探し、協力を得ようとする。
しかし、デヴィッドは主人公を守ろうと、自死を選ぶ。
主人公は、過去を清算することができるか…