YasujiOshiba

デリリウムのYasujiOshibaのレビュー・感想・評価

デリリウム(1972年製作の映画)
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新年のN座その1。24-6。『汚れなき抱擁』(1960)のエロティック・ジャッロにしたような話。冒頭のミニスカート。カメラの足へのフェティシズム。そこからお決まりの殺しなんだけど、犯人がわかっちまっている。ところが、その犯人のいないところで、同じような殺人が起こる。いったいその犯人は誰なのか。まあ、答えはすぐにわかるのだけど、次々と登場する美女、エロス、妙なガードマン、警察たち、どこに話は向かうんだと思っていると、夢の中のサディスティックなオージーが次第に現実化してゆくという展開。

発見はリータ・カルデローニ。彼女は表情だけで十分にエロティック。よい。ぼくはすでにエリオ・ペトリの『怪奇な恋の物語』(1974)でお会いしているんだった。
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