ゆみモン

黒部の太陽のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

黒部の太陽(1968年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

先日、たまたまテレビで黒四ダムのドキュメンタリー(短めの)を観た。その番組で当時工事の様子などを記録していた実際の映像がこの映画で使われていると知り、今頃になって初めて鑑賞した。

まず、とにかく長い。途中に休憩時間が挿入されているほど。
現在なら、全後編にするところだろうか?
そして、キャストが物凄く豪華だ。三船敏郎と石原裕次郎のダブル主演も豪華だし、少ししか出演しない役でも大物俳優を惜しげもなく使っている。宇野重吉と(初々しい)寺尾聡の親子共演も貴重だ。

黒四ダム建設の話だが、大部分はトンネル掘削工事の話に費やされている。このトンネルは、ダム建設現場まで資材や機器を運搬するためのもので、この工事が重要で困難なのだ。
破砕帯を突破するまでのシーンは、成功したことがわかっていてもドキドキした。
どんなに科学技術が進歩して、さまざまな方法や機械を駆使しても、最後は「人の手」なんだなぁ…と感慨深く思った。何事もそうかもしれない。