『スリザー』のマイケル・ルーカーと当時Vシネマとハリウッドを行き来していた石橋凌のコンビが大暴れするB級アクション映画

タイトルから漂う不穏な空気、しかしコレがまた滅茶苦茶面白い

"日本からLAへやって来たマフィアに追われるヤクザが元刑事と組み戦いを挑む"というストーリー

端的に言うと『ダイハード3』と『リーサル・ウェポン』を安く仕上げた感じ

東映Vアメリカシリーズの特徴の"早い、安い、面白い"の三拍子が揃っている

随所で描かれるコミカルな演出が良いアクセント

2人の息ピッタリな攻防戦は『L.A.コンフィデンシャル』を彷彿とさせるし、"爆弾を巻いた強盗犯が手に持った自爆スイッチを包丁で切り落とし店外に脱出して起爆"という『ハンコック』の元ネタ的シーンもある

まさに掘り出し物

• #東映Vアメリカシリーズ

東映オンデマンドで配信されてる東映Vアメリカシリーズの傑作アクション映画

今見返すと「DRIVE/破壊王」のガンアクション版みたいな感じですげぇ良かった

前作の「ヤクザVSマフィア」と同じくやくざとイタリアンマフィアがドンパチするってのは一緒だけどこちらはロードムービーぽくなってるし
無理矢理コンビを組んだ相方と強敵を倒すってのが「DRIVE/破壊王」ぽい

石橋凌は渋くてカッコいいし取り調べ室でのアクションも頑張ってた
相棒のマイケル・ルーカーも最高でとにかく出て来るキャラ全部いい！

高杉亘も素晴らしいしそれに絡む車イスのジジイとか車に乗ってるアレなコンビとか
チョイキャラもやたら濃くて素敵

ヴィランのマフィアのボスもただのヘタレかと思いきやすげぇタフだし
裏切り者もただのクズかと思ったら強いしで素晴らしい

アクションもオープニングの強盗大暴れ、中盤の家での大銃撃戦
クライマックスの肉弾戦も全部よかった

スケールはそこまで大きく無いし結構小粒な映画だけど
アクションもキャラのやり取りもオチも良いバディアクションの良作なので観ましょう

東映オンデマンドで見れるけどソフトもでねぇかな