ヨルダン映画として半世紀ぶりにヨルダンで撮影されたという作品。
ヨルダンに限らず、子どもは親の所有物ではないのに、と思わざるを得ない。
ある出来事の後、生きる意味を失った初老のアブ・ラエドがひょんなきっかけで近所の子供たちと交流する中で、自分に何が出来るか、何をなすべきかを考え取る行動。
ラスト、泣くなというのは無理だろうという展開に思わず別の道をあれこれ考えてしまう。
階段のその先まで昇って欲しかった。
が、正しい・間違っているを超越した、彼が選んだ命の使い方。
俯瞰で見るアンマンの街の美しさが切ない。
足るを知って慎ましく生きる、、ソンナヒトニワタシモナリタイ。
イスラーム映画祭