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ナイトメア・シティ
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『ナイトメア・シティ』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.9
緊急事態を宣言する!

初の「走るゾンビ」映画という肩書に留まらず、『バタリアン』と並ぶ強すぎるゾンビたちによる襲撃の絶望感が半端ないパニック映画。ある意味では戦争映画。パンデミックが発生し、緊急事態宣言により外出自粛を強いられるという他人事ではない身近な世界観で、凶暴化したゾンビたちが戦略的に人間を血祭りに上げていくという部分的なタイムリー感!

放射能漏れでゾンビ化した人間たちが武器を持って襲ってくる。斧とかナイフとかの原始的なものだけでなく、銃も乱射するし、電話線を切って孤立させた上で仕留めにかかる。ゾンビ化してる以外はほぼ人間と変わらない知性。『カメ止め』で斧を使うゾンビに異を唱えていた青年に是非見せてあげたい映画の筆頭候補。

ゾンビと呼べるのかどうかには議論があるのだろうけど、墓から蘇った生ける屍としてのゾンビに留まらず感染系が一般的に浸透してる現代からしたらきっとゾンビになるのでしょう。私はゾンビ苦手だから、そのあたりの議論にはあんまり興味ないけど、レンツィ自身はゾンビじゃないって一応結論づけてるようですね😅どっちにしてもゾンビかどうかは結局「死とは何か」の議論に発展しそうだし。

マスメディアからのスタートだったり、ヘリから見下ろすゾンビの群れだったりと表面的な『ゾンビ』オマージュが多いのは流石のマカロニホラー。そして、ゾンビから逃げる夫婦をカメラが追う過程において、次第に「文明」が剥がされていき、その度に風景に長閑さなり平穏なりが加わっていくという文明批判の面でも『ゾンビ』からの影響を受けてるのが良くわかる。更には、物質的豊かさを追い求めるあまり、人類が疎かにしてきた最も優先しなければならない事柄を直接的に見せつけるという、後の『ID4』的な要素までも。

そのあたりを夫婦によるロードムービーのように見せるのだけど、「死→生」へと傾く風景的変化という点で考えれば超絶簡易版『桜桃の味』に(部分的に)なるし、そういったところを真正面から描かずに匂わす程度に留めおくのがホラー特有の「照れ隠し」なわけだから、凄く愛おしくて好きだし、ホラーを見てるっていう気持ちになる。ラストの茶化した感じもおんなじ感じで好き。

更には、それを逆側からもベクトルをずらしてサラッと表現しちゃってるところが面白くて、一見の長閑さの中に潜む火種を映像とそれに乗っかる不穏なスコアによって原子力への警鐘へと昇華させるあたりレンツィ監督の巧さが出てる。中盤あたりでわかりやすくセリフでも色々言ってるんだけどね😅

これが初ウンベルトレンツィだったんだけど、レンツィのジャーロも見たくなった!

R2.11.3再鑑賞
少年の夢との構造的リンクと枝分かれが面白い。エアロビシーンでの男→女の徹底に遊び心を感じるし、アイドルってわけではないのだろうけど、画面の向こうの偶像に欲望を全開にぶつけているようで笑える。
レポーターのディーンは、原子力発電所で発生した事故についてその設計者である核物理学者ハーゲンベック教授を取材するため、空港に向かうとゾンビ化した人々で溢れていたという、イタリア発🇮🇹のパニックホラー。

まずこれだけ言わせてくれ。ゾンビ映画とは思えない、意味不明なオチに衝撃を受けた。まあ、ネタバレはしないけど簡単に言えばタイトルの意味が分かってくる感じの終わり方やったな😫

ゾンビ映画といえば、ゾンビが人間の内臓を食べたりゾンビの頭を撃ち抜いたりとグロテスクなイメージがあるけど本作品ではスプラッター描写は控えめかな。ゾンビの行動が吸血鬼みたい…。でも女性のおっぱいを切り取る描写はよしっ!とガッツポーズが出た。変態な俺ですみません😜

登場するゾンビはノロノロ歩くようなスタンダード型ではなく、武器を持って人間を追いかけて殺すという、「バタリアン」に近いタイプですね。「バタリアン」は1985年に作られ、本作品は1980年に作られたので本作品のほうが先なんですね😳

「バタリアン」と比べると真面目に作られてはいるが全然、怖くない。時々笑えるシーンあり。特に終盤の遊園地でのサバイバルは爆笑。ホラーゲームみたいに主人公とヒロインが銃を拾ってゾンビをやっつけたり爆弾を投げたりと面白い。
🏰🎢🎡🎠🎪🧟‍♂️

全体的に見ればチープ感は否めないけど、1980年のホラー映画にしてはまあまあ出来てる方かと。1人でみるよりは友達と一緒にツッコミながら笑って鑑賞するのをオススメします😂

※衝撃のラストに失笑…😵
swansong

swansongの感想・評価

3.7
最後の最後で華麗にキマった、衝撃の"2.5段オチ"!

この切れ味は、シリアスな設定に似合わぬユル~い描写やチープな特殊メイク、そういった"?"な要素を一気に吹き飛ばしちゃいますね。

発症以前と変わらぬ知能と、常人を上回る身体能力、そして(脳天を破壊されないかぎりは)不死身の肉体を有するスーパーゾンビの大群が、生き血を求めてどこまでも追ってくる。
武装し、集団で行動し、作戦を練り、連携プレイに長け、人を欺く、おそらくは映画史上最強のゾンビたちが!

もはや人類に勝ち目なし…という終末感MAXな状況なんだけど、そのわりにはなんだかちょっとのんびりしてるんですよね、この映画。(笑)

設定上は"無敵"のはずのスーパーゾンビの皆さんも、実際に画面に映ると思ったほどの迫力はないし…

それがまさかラストの数分間で、あれほど見事な着地を見せてくれるとは!

ところでイタリアの映画作家って、みんなおっぱい好きやなー。( 俺も好き。)

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