町蔵

プラーグの大学生の町蔵のレビュー・感想・評価

プラーグの大学生(1913年製作の映画)
4.0
さて1913年です。今から110年前の映画。
第一次世界大戦前です。
監督は第一次大戦で戦死。
出演者はその後 1933年のナチス政権の被害に会いました
主演女優はアウシュビッツで処刑され
悪魔役は親衛隊に射殺されてます。

110年前の歴史の霊気が漂う映画ですね。

怪奇・幻想小説家ハンス・ハインツ・エーヴェルスの原作映画化。第一次大戦前、「カリガリ博士」以前の1913年にデンマーク映画の影響下で制作された最初のドッペルゲンガー映画は、黎明期の最初のドイツ芸術映画となった。作家本人が脚本も担当し、ラインハルト劇団の俳優だったパウル・ヴェゲナーが主演。ヴェゲナーはこの後「巨人ゴーレム」でも知られ、黎明期のドイツ映画の特徴となり怪奇と心理科学の要素をもたらせた。

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「プラーグの大学生」
The Student of Prague/Der Student von Prag
1913/Germany/16コマ/85min
〈ドイツ・ビオスコープ社〉
製作・主演:パウル・ヴェゲナー
撮影:グイド・ゼーバー
監督:シュテラン・ライ 
原作・脚本:ハンス・ハインツ・エーヴェルス
美術:ロバート・A・ディートリッヒ
出演:ヨーン・ゴットウット、グレーテ・ベルガー
●1820年のチェコのプラハ。フェンシングの名人として名高い大学生バルドゥインは、溺れかけたマルギット女伯爵を助け、彼女に恋をする。しかし身分が違いすぎる。バルドゥインは貧乏だった。スカピネリが金の援助を申し出る。条件は鏡に写ったバルドゥインの分身。バルドウィンは同意するが…。
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