空の落下地点

ダージリン急行の空の落下地点のレビュー・感想・評価

ダージリン急行(2007年製作の映画)
3.0
行方不明になった辺りから三人の関係が好転してる。予定表も捨てて。
安心、甘え、寄りかかる気持ちが無くなってからが始まり。
列車から追い出されてなかったら子供たちの事故にも居合わせてないし。
馬鹿だけど、咄嗟に人助けが出来る。子育て成功してるね、両親。
愛されてるかどうかも判らないのに、求めてしまう。それが子から親への愛。満たされない器のような、愛。
最後、持ち物全部捨てて身軽になって、お互いさえいればそれでいいの境地に達してる。彼らが捨てたのは荷物ではなく、過去そのものだ。
壮大な親離れ映画でした。
空の落下地点

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