三四郎

美人は人殺しがお好きの三四郎のレビュー・感想・評価

美人は人殺しがお好き(1938年製作の映画)
4.7
扉を開けてビンタビンタビンタ三連続!叩いたのはいいが、お嬢さん叩かれるのに慣れておらず思わず泣き出す。世間知らずのお嬢様方の息もピッタリ、会話の妙!
「血痕よ」「血が青いの?」「高貴な血かも」そう青い血は貴族の血さ笑
「ヘレンは2階を」「個人主義は嫌いよ みんなで一緒に」「共産主義だわ!」共産主義嫌悪のセリフがいくつかある。

テンポよろし、展開速し、フォンダはバーバラ好きになるの早すぎだろ!捜査の為だけでなく、ホントに最初からハマってるよ。「あなたのその頭では 無罪が有罪に化けるわ」
「いつもそんな格好で寝てんのか⁈」ってウケるね笑笑
好きだな!笑えるこの映画!
「ネオンが綺麗なのに 君は見ようとしない 昨夜も今夜も輝いているのに」
「ええ ギラギラした街ね」
それにしても邦訳タイトル上手いな、「美人は人殺しがお好き」って。警察にも誰にも信じてもらえない、でも彼女は死体を目撃したと主張する、その夜の衣装も変わっていて、「悪ふざけもいい加減にしろ」と言われるが後に引かず、愉快な仲間たちを引き連れ真実を証明し、犯人を突き止めようとする!これぞ美人は人殺しがお好き。
フォンダの役になりたいものだ、そしてバーバラと踊りたいね。

本来、キャサリン・ヘップバーンが主演のはずだったが、スクリューボール・コメディの傑作と名高い『赤ちゃん教育』の撮影が延びて、バーバラになったようだ。バーバラで正解だ!
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