ねこ無双

ロイ・コルト&ウィンチェスター・ジャックのねこ無双のレビュー・感想・評価

3.3
不定期更新、イタリアホラーの父、マリオ・バーヴァ祭りその18

コメディ風味の西部劇。
ロイ・コルトとウィンチェスター・ジャックが一人の女と強奪金に翻弄される話。
持ちつ持たれつの腐れ縁、ウマがあう親友とも呼べる二人の友情をこの一人の美女がかき乱す。
この美女の口グセが「結婚してくれる?嫌ならお金を払って」
二人主役の添え物女優って感じじゃなくてちゃんと主張しててこの方とっても頼もしいです!

他の仲間は情け容赦なく撃ち殺しちゃう決着方法なのに、この男同士は殴りあいで解決。
二人のぐたぐたな友情がゆるく楽しい。

言われないと絶対バーヴァ監督だって私は気づけない映画。
西部劇は全然詳しくないんだけど、これが普通に楽しめた。
さすがお仕事きっちりこなす職人監督!
これがまたバーヴァ監督ファンじゃないと観ない映画なのかもしれないし、またはいつものバーヴァ監督作品が好きだったらこれを観る必要が無いのか難しいところ。
でも、Runtimeも短いし、ゆるゆるっと西部劇コメディ楽しみたいならいい作品なのでは。

ちょっと脱線。
ベッドシーンで突然ニプレス(というよりも白テープ)が見えちゃうの、すごく気になってガン見してしまった。