吉良吉影

北北西に進路を取れの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

巻き込まれ追走劇の原点か。基本的に細かな事情は語らずに、登場人物達のやり取りやアクションに重点が置かれているのが斬新。(ヴァンダムやマイクロフィルムが背景を語られない)細かい事など気にせずに純粋に映画を楽しめ!と言われている感じ。

ヒッチコック定番のおじさんとブロンド美女の恋愛劇。まーたこの構図かと思ったが、イヴが2重スパイだったので、2人の関係がギクシャクとなっていくのが面白かった。

飛行機に追われるシーン。本当にスレスレの所で避けているのか?伝説のシーンとして残っているだけの迫力。

こだわっているだろう場面が各所に見られて、それらがアクセントになることで、テンポの良さが感じられる。具体的に車の玉突き衝突のユーモアさやオークションでの知的な脱出劇、映画で一番の大事な飽きさせないパワーが本作から感じられた。
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