そうねだいたいね

ミート・ザ・ペアレンツ3のそうねだいたいねのレビュー・感想・評価

ミート・ザ・ペアレンツ3(2010年製作の映画)
3.1
今回はグレッグがゴッドファーザー…じゃなくて、ゴッドフォッカーになるまでを描いた…ってか、ちょっと詰め込み過ぎやし下品さ増してるし色々強引やけど、シリーズとしてキャストも変わることなく、下品さ全開で1.2があっての正当な3を続けて製作したことは一先ず評価すべきと思った。とりあえず『ハングオーバー!!! 最後の反省会』同様に前作と比較するとタイトル詐欺(邦題に対して)をしている内容の続編ではあるが、これまで1.2と見届けてきたものとしては、冒頭から正式にバーンズ家の一員になれたグレッグを見て安心したし、義父のジャックとの関係性も築き上げていて、ちょっと感動したり。てかもう、ロバート・デ・ニーロとハーヴェイ・カイテルの共演を見れただけでもういいんじゃないか。『スポットライト』のトーマス・マッカーシーといい、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピールといい、オスカー候補の監督が役者として2人も出演しているという点ではレアな作品では?娘がグレッグとパムとの会話を盗み聞きして、下品な内容として義父のジャックに伝えてしまう辺り、コメディ版『偽りなき者』と思ったり。子供の好奇心は時に狂気になりかねないことを『偽りなき者』同様に考えさせられましたとか言って見たり。サステンゴー(勃起不全の薬)のことを問い詰める義父のジャックは『007 カジノロワイヤル』のオマージュっぽいとか思ってたら、サステンコーを試したジャックが自身の勃起チ○コを落ち着かせる為に、グレッグに「息子にアドレナリンを打て息子!」と大声で叫ぶのは最高やった。ただやっぱり子供の話になったり不倫の話になったりと、前作よりシナリオの丁寧さは欠けていて、あまりうまく収拾がついてるとは言えない内容ではあったが、脳ミソ1ミリも使わずに観れる楽しい映画ではあったかな。4待ってます。