こぅ

仮面の報酬のこぅのレビュー・感想・評価

仮面の報酬(1949年製作の映画)
3.6
8月のレヴュー漏れ

ドン・茂 監督による、【アクション・サスペンス
(・コメディ)】。

冒頭から本作のメキシコというステージが珍しく、
新鮮に映る。

船室のデューク(ロバート・みっちゃん)をいきなり
襲うブレイク(ウィリアム・べンディックス)や、
デュークの追う相手がフィスク(パトリック・ノウルズ
)そこに偶然居合わせたフィスクの婚約者のジェーン
(ジェーン・グリア)をデュークが巻き込み(組み)
【三つ巴の逃亡、追跡劇】を繰り広げる。
という展開の状況が見えてこない。

この状況の説明は、道中間もなくされスッキリする。

その本作のメイン、見所となるカーチェイスシーク
エンスは、異例に長く、運転中映像の合成は止むを
得ないが、外からのワインディング走行はクラシック
カーとして中々の迫力。
怪我をしたデュークに変わりジェーンが男勝りの
ドライビングをする(実際にはしてない)のも頼もしい
し、道中の困難を切り抜けるアイデアもあって中々
活躍するパートナーという、元祖⁈定番、王道的
キャラが楽しい。
デュークの追っ手、ブレイクの行く手を阻むべく◯の
大群を利用したアイデアもユニークだ。

【人影や鏡】を活かした演出(撮影)も印象的。

道中の行為からクライマックスの【黒幕】の見当は
ついていたが、、
ピンチからジェーンのきっかけを機に一気に反撃に出る。
デュークの剛腕っぷりにスカッとする。


ラストには、危機的状況下◯◯◯ルの出来上がり〜
甘い締め方。

総評として、、
観易いが、ミステリーでも無いし、スリルの薄いのは、
あまりタイプじゃ無かった。


*ヒロイン像と言い、カーアクションと言い、締め方
と言い、【ス◯ード】の原型⁈でもハラハラは無い。
こぅ

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