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曳き船のkazu1961のレビュー・感想・評価

曳き船(1941年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-185 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋曳き船の船乗りはやっぱり船乗りとして生きていくんですね。人生の区切りで起きてくるターニングポイント、そこでどう言う選択をするか?!でも結局は船乗りは船乗りに戻っていくんですね。。。そんなことを考えながら観てしまいました。

🖋曳き船の綱のように、曳いたり、切れたり。。。難破同様で知り合った女性との不倫、主人公を愛するが故に嫉妬してしまう妻、そして別れ。。。うまく曳き船を暗喩しながら人生の選択を描いている作品。フランス映画ならではの美しく洒落た映像とこれまた洒落た恋の台詞の多用。。。これぞフランス映画!!という映画です。

🖋冒頭の嵐の中での大型船と曳き船のスペクタクル、この時代ではミニチュアを使ったこの特撮は迫力があったのだと思います。そして真っ白な浜辺を歩くミシェル・モルガンとジャン・ギャバン、この辺りのシーンにはため息が出てしまいます。

🖋ほんとフランス映画らしい洒落とペーソスがある作品、なかなかの秀作です。

😌Story:(参考: アンスティチュ・フランセ)
港町ブレスト。曳き船サイクロン号の船長アンドレは、難破した船を救助した際に知り合った謎めいた美女カトリーヌと恋に落ちる。二人は海辺の家で密会するようになるが、長年連れ添った妻イヴァンヌは心臓の持病を抱えていた…。

🔸Database🔸
・邦題 :『曳き船 』
・原題 :『REMORQUES』
・製作国 : フランス
・初公開 : 1941
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 81分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジャン・グレミヨン
・脚本 : ジャック・プレヴェール、ロジェ・ヴェルセル、アンドレ・カイヤット
・原作 : ロジェ・ヴェルセル
・撮影 : アルマン・ティラール、ルイ・ネエ
・音楽 : ローラン・マニュエル
・出演 : ジャン・ギャバン、ミシェル・モルガン、マドレーヌ・ルノー、シャルル・ブラヴェット

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
※※※
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