ユート

修道女ジュリアの告白/中世尼僧刑罰史のユートのレビュー・感想・評価

5.0
1577年、イタリアのアルカンジェロ修道院。前院長が亡くなったことで、次の院長を狙う3人の争いが起こる話。

序盤は秘密の恋愛の描写や、還俗が断られる人がいながらも、基本的には新入りの修道女を受け入れるための儀式をするなど、普通の修道院の生活って感じが続く。でも恋愛要素も結構多いです、男女の密会や修道女同士の百合など様々なものが取り揃えられてるよ!

中盤から終盤にかけてはその恋愛要素をぶち壊すために話が進みます。
男との密会は発覚し、抜き打ち調査によって不正は見つかったことで裁判そして拷問が始まります。やったね!!
肝心の拷問シーンは三角木馬に水責め、腕を締めあげて骨を折るものがあります!
そのシーン自体は短いけど結構良かったです!水責めが好きすぎる。
あと拷問を受けてボロボロになった人が素晴らしい表情してる……!!その後、毒を飲むことを強要された後、苦しんでるところもすごく好き。演技力がすごい。

こんなこと書いてるけど内容自体はとても真面目ですよ。修道院の中の愛をうまく描いてると思います。ちゃんと最後まで愛を貫いてるのが良かった。
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