死が「そこ」にあるふたりの恋。
恋愛と「死」は使い古された取り合わせだけど、本作はそこに幽霊の友人という奇妙な存在が加わり、とてもユニークな映画になっている。
その「友人」とは、まさかの第二次大戦の特攻兵として空に散った男。さらにそんな男をまさかの加瀬亮が演じている。
そしてこの加瀬亮、めちゃめちゃに良い役なのである。ハリウッド映画でこんなオイシイ役をいきなり演じているのだから、本当になにがあったんだろう?
あらすじの1行目がすでにわりとしっかりネタバレなので、なにも知らずに観たほうが面白いかも。
ポップすぎず重すぎず。絶妙なほの暗さがあるので、静かな夜にじんわりしたいときにおすすめの映画だ。