とらキチ

燃えよデブゴン7のとらキチのレビュー・感想・評価

燃えよデブゴン7(1979年製作の映画)
3.4
ジャッキー作品もそうだけど、この頃の香港映画は実際に製作された年代と日本で公開された年代が前後するので、どの作品から観るべきか、よくわからなくなってしまう。しかも、このサモ・ハン・キンポーの一連の“デブゴン”シリーズは、日本で初放送したフジテレビが勝手に邦題を付けたものなので、もちろん作品それぞれに繋がりは無いし、番号の振り方もバラバラで余計にゴチャゴチャになってしまっている。
サモ・ハン作品らしく適度にコミカルでありつつも、結構陰惨な描写が多い。
サモ・ハンの動きは相変わらずの軽やかさでホントスゴいしカッコイイ!特にサモ・ハンは蹴りの姿が美しい。でも今作のサモ・ハンを見ていると、髪型から手足の短い体型から衣装の感じから、だんだん「刑事物語」の武田鉄矢に見えてくる(苦笑)。武田鉄矢自身はジャッキー・チェンに憧れてあの映画を撮ったのだが…。
ユン・ピョウがサモ・ハンの弟弟子として、バチバチで軽やかな動きを見せてくれるのが嬉しいし、カッコイイ!
序盤の師匠同士の対戦で、相手の攻撃を空気椅子でやり過ごしたりするくだりがあったのが、良かった!
とらキチ

とらキチ