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ピノキオのkazu1961のレビュー・感想・評価

ピノキオ(1940年製作の映画)
3.8
▪️Title :「ピノキオ(1940)」
Original Title :「Pinochio」
▪️Release Date:1952/05/17
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-241 再鑑賞
▪️My Review
「白雪姫」に続いて、1940年2月7日に公開されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによる長編アニメーション映画。原作はカルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』です。原作はディズニー的にはあまりにも残酷なので結局大幅な修正を行ったようです。
前作「白雪姫」が大ヒットをした後、「再び同じような映画を」という依頼がウォルトに多数寄せられましたが彼はそれを拒否し、前作とは異なる冒険物語である「ピノキオ」を選んだんですね。その結果、前作「白雪姫」のように莫大な制作費を掛けましたが公開当時は「ファンタジア」同様にヒットに至らず会社は大赤字になっそうです。
しかしながら、劇中でジミニー・クリケットが歌った「星に願いを(When You Wish Upon a Star)」は第13回アカデミー賞で歌曲賞を受賞し、アメリカ映画協会による、「映画史における偉大な歌100選」でも第7位に入るなど、古典アニメーションの傑作として今日も愛され続けているんですね。
ストーリーは、ストレートで秀逸。なんと言っても、ゼペット爺さんのピノキオを思う気持ちがとてもいいです!!まさに「無償の愛」。本当の子どもでもない・・・いや、相手は人間でもないのに。
ピノキオはそんな気持ちが分からず、いろいろな「悪いこと」に手を出してしまいます。まさに「親の心子知らず」です。それでもゼペット爺さんはピノキオを見捨てず、まさに無償の愛で包み込みます。そしてやがて、ピノキオもゼペット爺さんの気持ちがわかるようになっていく。そして感動のラストへ。本当に心温まるいいお話です。
ジミニーがバッヂを貰えるシーンも良いですね!!

▪️Overview
「白雪姫」「バンビ」のウォルト・ディズニーが製作した1940年度の色彩長篇動画。イタリアのコッローディが書いた著名な童話に取材している。ディズニー指揮のもとにベン・シャープスティーンとハミルトン・S・ラスクが総監督し、リー・ハーライン、ネッド・ワシントン、ポール・J・スミスが作詞・作曲、チャールズ・フィリッピが美術監督を担当した。
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