浅野公喜

隣人13号の浅野公喜のレビュー・感想・評価

隣人13号(2004年製作の映画)
3.4
いじめられっ子が別人格の13号と共に大人になっていじめっ子に復讐する、シュン・オグリ主演の漫画原作サイコスリラー。

内容は「ヒメアノ〜ル」に近いものがあり、ポップなキャラクターが登場するアニメが一瞬登場したりするもこちらの方が雰囲気はよりダーク。個室トイレの上から水を浴びせられ(奇しくもこの1つ前に観た「ベスト・キッド」でも似たシーン有り)、虫を食わされ硫酸も浴びせられたことで宿った13号はやがて凶暴化しコントロール出来なくなったことでいじめに関係ない、むしろ主人公に対して善良な人をも巻き込んでるのに肝心の終盤は曖昧で尻すぼみ状態に(捉え方によっては主人公は「救われていた」とも言えそうですが)。映像はスタイリッシュで中盤までダレることなく進んでいたのでちょっと勿体無かったです。

シドウ・ナカムラ演じる13号は白目剥いたビジュアルが強烈で、甲高い声でぶつくさ言いながら殺人を繰り広げる様からはユーモラスな狂気が漂ってます。

三池監督やパフィーのユミ・ヨシムラ等意外な人達もアパートの住人で出演。
浅野公喜

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