"誰かと暮らすのは初めてだ。生きている人なら良かったのに。"
自殺しようとしても、毎回未遂に終わる主人公サンマン。ある日を境に、老若男女、世代もさまざまな4人の幽霊にとりつかれ、彼らの"望み"を叶えるために奮闘する羽目に…!?
やられたぁ…
の一言です。
ラストはずっと涙で前が見えないし、なんだか心に温かいものが注がれた。そんな気分にさせてくれる、まさに隠れた名作と呼ばれるにふさわしい作品。
主人公を演じるのは猟奇的な彼女の、あの彼。安定のなよなよ系いい人。雰囲気は関ジャニ丸山くんそっくり。
キンパを口いっぱいに頬張るときの表情…この俳優さんだからこそ感動できたシーン、いっぱいあったなぁ。
序盤はゆるーいコメディチックな展開で、幽霊4人もいまいち何がしたいのかよく分からない。未練みたいなものも、なんで?の部分が消化不良。でもそのモヤモヤにもすべて意味がある。理由がある。
見終わってから見返すとまた見方が変わるシーンがたくさんあって、じーんと心温められました。
あんまり語りすぎると良くないのでこのへんで。Filmarksでやけに好評価で、とにかくまずは観てみて!というレビューに背中を押されたので私も布教活動。
パッケージちょっぴりダサいし、序盤はゆるくて眠いけど、ホントに良作なので、ぜひ!!