ここまで社会、人間を冷静な目で見て表現する監督はハネケくらいじゃないかと思える。
辛辣だし、また真実のある側面でもあるから見てて正直辛い。
霧の様に簡単に消えてしまいそうな希望の言葉でも、そう終わっただけで少しは救いを感じた。
人の道徳人程簡単にひっくり返る物はないと言うのは歴史が証明しているけれど、微かな希望でも人間捨てられないというのもまた真実。
Ps. 見ていて映画セブンの7つの大罪を思い出した、人々の罪はあらゆる道の角に存在している。と言うセリフ。それでも生きてる限り希望は捨てちゃいけないよとしか言えない。
完全な善人も悪人もいないって子供はわからないものね…
