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『くちづけ』に投稿された感想・評価

kazu1961

kazu1961の感想・評価

4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-481 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋昭和のスピーディなリズムと若々しいエネルギーに満ち溢れたメロドラマ!!“太陽族”ブームの後に作られた作品で、川口浩とその実際のガールフレンド・野添ひとみの主演2人がとても瑞々しくて観ていて惹きつけられる青春作品です!!

🖋️フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティに学び、溝口健二監督、市川崑監督に師事した増村保造の満を持しての鮮烈な監督デビュー作、甘さを排除してストレートで瑞々しい映像描写は、その後の松竹ヌーヴェル・ヴァーグの監督たちに大きな影響を与えたそうです。

🖋️そして昭和32年当時の東京や江ノ島の原風景が観られるのも本作の見どころ。競輪場、江ノ島リゾート、ワンピースの水着 ファッションショー、ローラースケート、レモンスカッシュ、オート三輪にバイク、建ち始めた高級マンション。。。こういうタイムスリップも古い作品を観る悦びですね!!

🖋️クライマックスのアパートの前でのキスシーンも素敵ですが、野添ひとみのアパート周辺の空間造型がとても印象に残っています。

🖋️特に20歳の野添ひとみがキュート!!愛くるしい瞳と素晴らしいプロポーションでの水着姿は当時ではかなりのインパクトがあったことでしょうね。

😌Story:(参考: 映画ナタリー)
欽一と章子は小菅の拘置所の面会室で知り会う。欽一は章子をオートバイに乗せて海岸まで突っ走り、青春を謳歌しようとする。一方、章子は父の保釈金と母の入院費の工面に困り、身体を売ろうとし……。

🔸Database🔸
・邦題 :『くちづけ(1957)』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1957/07/21
・上映時間 : 74分
・受賞 : ※※※
・監督 : 増村保造
・脚本 : 舟橋和郎
・原作 : 川口松太郎
・撮影 : 小原譲治
・音楽 : 塚原哲夫
・出演 : 川口浩、野添ひとみ、三益愛子、若松健

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
特異な環境におかれた若い男女の行動を描く異色作。“オール読物”所載の川口松太郎の原作を、「とんちんかん 八百八町」の舟橋和郎が脚色、イタリア国立映画研究所に留学、故溝口健二、市川崑に師事した増村保造が第一回の監督に当った。撮影は「慕情の河」の小原譲治。主演は「永すぎた春」の川口浩、「体の中を風が吹く」の野添ひとみ、の二人を中心に、三益愛子、小沢栄太郎、見明凡太朗などのベテラン陣。
マーチ

マーチの感想・評価

4.6
めちゃくちゃ面白い!

デビュー作、それも70分ちょっとの尺でこれ程までの高揚と余韻を提供してくれる増村保造にはもう頭が上がらない。

ある種計算し尽くされた上に成り立っている作品で、役者の動きもパキパキしていて展開も容赦なく食い気味に先へ先へと進んでいくのに全くズレを起こしていない。それでいて印象的なカットも多く、セリフにも一言一言旨味があり、編集も卓越している。

これは最近『宮本から君へ』を観て影響されたからであるが、川口浩が宮本浩に見えてくるし、偶然にも役名は「宮本」である。笑 この映画の宮本は人間的で純粋で無鉄砲。それ故に野添ひとみ演じる章子との出会いが必然に感じられ、運命めいたものに思える。そもそも出会った瞬間からして只事じゃない面白さに満ちていた。

1作目にして今作以降の増村作品に通ずる作家性が存分に詰まった小粒なのにガツンとくる傑作。タイトルから露骨な恋愛ドラマを想像する人が多いと思うが、全然そんなことはなく、恋愛的な駆け引き云々よりも感情と行動が先走り、理由付けは後から遅れてやってくる。
全ての瞬間が美しく、愛おしかった。
増村保造の初監督作品。

ぎこちなさなどは全くなく堂々した演出でお見事です。

お互いの父が拘置所にいてそこで知り合う男女。
のちにプライベートで結婚する二人だが…この[野添ひとみ]という女優がとんでもなくカワイイ。そしてスタイルがとんでもスゴイ。ラインが強調された水着姿が強烈である。。

1957年の映画に何て事言ってんだって話だが、実際そう思ってしまったのだから仕方ない。。。

2人で現実逃避するようにバイクで走ったり、海行ったりするのは当時のフランスやイタリア映画のよう。

ステキですね。。

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配給:

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