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鏡の中の女のsonozyのレビュー・感想・評価

鏡の中の女(1975年製作の映画)
4.0
マリアという回復が難しい患者を担当する精神科医のエニー(リヴ・ウルマン)の物語。
原題(英題)『Face to face』通り、次第に精神を病んでいく彼女が過去のトラウマ(祖母や両親との関係)と自己の内面に向き合い、精神の回復に向かうお話です。
何より徐々に狂気をまとい精神が崩壊していくリヴ・ウルマンの演技の凄み!
衰える祖父と祖母の姿、マリアの異母兄の医師トーマス(エルランド・ヨフセン)とエニーの関係、エニーの14歳の娘アンナの母への感情などの絡ませ方も素晴らしい。
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