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その女を殺せのkazu1961のレビュー・感想・評価

その女を殺せ(1952年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-744 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋たった70分の中にこれでもかという緊張感とスピード、そして素晴らしい脚本と映像含めて、フィルムノワールの中でわたしの中では1.2を争う傑作です!!

🖋マフィアの未亡人を護送する刑事、大陸横断鉄道で出会う不審な人々、そんな中でこの未亡人を守り切れるのか!!。。。ほとんど鉄道の中が舞台、限られたスペースで精一杯の緊張感でサスペンスフルに描かれています。そのスピード感も素晴らしく最後まで一気に物語は進んでいきます。そしてクライマックスに向けての大ドンデン返し、“そう来たか!!”と思わず唸ってしまいました。

🖋主人公の刑事を演じるチャールズ・マックグローの演技が素晴らしい!!刑事ならではの裏ぶれた渋さと優しさが同居した演技はさすがです。護送されるマフィアの妻を演じるマリー・ウィンザーのはすっぱ感も最高(本役の扱いはあまりにも可哀想ですが。。。)!!

🖋そして最高の演出と映像。コンパートメント内での殺し屋との壮絶な殴り合いや、列車と並走する車が窓ガラスに映り込む映像など、どうやって撮影したんだろうと思わせるほんと素晴らしい映像です。物語の展開含めてほんと70分に凝縮された素晴らしいノワール作品です!!

🖋『カナディアン・エクスプレス』は本作のリメイク作品ですね。

😆Story:(参考: ランダムノワール)
殺されたシカゴ・マフィアのボスの妻、ニール夫人(マリー・ウィンザー)が、ロサンジェルスで行われる大陪審に証人として立つことになった。ニール夫人をシカゴからロサンジェルスまで警護して連れてくる任にロサンジェルス警察のブラウン刑事(チャールズ・マグロー)があたる。だが、夫人を迎えに行ったシカゴのアパートで、ブラウン刑事の相棒がギャングの手下に撃ち殺されてしまう。ニール夫人に証言してもらいたくない者たちが彼女の命を狙っているのだ。ブラウン刑事は、ニール夫人とともにロサンジェルス行きの列車に乗り込むが、彼女の命を狙っている連中も乗ってくる。ブラウン刑事は、知恵を働かせてニール夫人の個室がわからないように細工をする。ギャングたちと駆け引きをしているなかで、彼はアン・シンクレア(ジャクリーン・ホワイト)という女性と知り合う。

🔸Database🔸
・邦題 :『その女を殺せ』
・原題 :『THE NARROW MARGIN』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1952
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 71分
・受賞 : ※※※
・監督 : リチャード・フライシャー
・脚本 : アール・フェルトン
・原作 : ※※※
・撮影 : ジョージ・E・ディスカント
・音楽 :
・出演 : チャールズ・マックグロー、マリー・ウィンザー、ジャクリーン・ホワイト、ゴードン・ゲバート

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
※※※
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